【バグダッド小倉孝保】イラク各地で23日、自爆テロや銃の乱射が相次ぎ、少なくとも計57人が死亡した。AP通信によると、首都バグダッドでは政府施設などが集中するグリーンゾーン(米軍管理区域)も攻撃され、米国人を含む5人が負傷した。治安の改善傾向が伝えられていたイラクだが、イラク戦争開戦5周...
現物、先物への買い戻しで平均株価は184円高と大幅続伸=東京株式市場・24日前場
24日前場の東京株式市場では、平均株価は前日比184円86銭高の1万3013円92銭と大幅続伸した。前日の米国でモノライン(金融保証会社)に対する救済策が報じられ、信用収縮懸念が後退。米国株の6日ぶり急反発を受けて、現物、先物ともに買い戻しが入り、平均株価は一時300円超上昇する場面もあった。新発10年物国債利回りの上昇に伴って、「債券先物売り、株式先物買いの動き」(準大手証券)が指摘されたほか、「市場総計の指し値注文で買いが増加傾向」(別の準大手証券)にあることも安心感を誘った。ただ、欧州、国内経由で合計450億円の売りバスケット(買いバスケットは米国経由で200億円)が観測されたほか、前日のアップルやモトローラなどの決算がさえず、「米景気後退懸念の影響が示唆されるなど不安材料が残る」(米系証券)とし、買い一巡後は伸び悩んだ。
市場では、「前日と同様、買い戻し主体だが、モノラインの救済策報道はインパクトが大きい。モノラインに対してはさらなる格下げが懸念されていたが、前日に資本注入などが伝わり、病巣への本格的なメス入れが世界的なショートカバー(売り方の買い戻し)を呼び込んでいる。平均株価は先行き1万3500円水準まで回復するだろう」(三菱UFJ証券・投資情報部長・藤戸則弘氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1486、値下がり182。出来高は10億8852万株。売買代金は1兆2295億円。東京外国為替市場では、1ドル=106円台前半(前日終値は1ドル=106円52銭)で取引されている。
昨年来高値からの下げ幅が大きい三井不、菱地所、住友不、東急不、ゴールドクレ、住友販売などの不動産株が買い戻し主体に急上昇。なかで、最大500億円のユーロ建て転換社債型新株予約権付社債発行を発表したURBANは大幅安に昨年来安値を更新した。信用収縮懸念の後退から、三菱UFJ、三井住友、みずほ、住友信託、中央三井など大手銀行株が高く、大和証G、野村、松井証、丸三証、岡三など証券株も堅調。三住海上、ミレアHD、損保ジャパン、ニッセイ同和など保険株や、OMCカード、ジャフコ、アコム、イオンクレなどノンバンク株も買われるなど、金融株にも買い戻しが先行した。
UBS証券が投資判断「Buy」に引き上げた千代化建や清水建、長谷工、大和ハウス、積水ハウスなど建設株が大幅高となり、東レ、三菱レ、帝人、ダイワボウ、東洋紡など繊維株も買い優勢。新日鉄、住金、神戸鋼、大同特鋼、日金工など鉄鋼株や、川崎汽、商船三井、第一中汽、新和海など海運株、丸紅、三井物、住友商、三菱商など商社株も堅調に推移した。
いすゞ、トヨタ、ホンダ、日産自など自動車株はしっかり。ハイテク株では富士通ゼ、エプソン、キヤノン、ニコン、TDKなどは高いが、ソニー、日立がもみ合い、松電産、東芝、NECエレなどは軟調に推移するなど高安まちまち。08年3月期連結営業4割減益が報じられたアドバンテスは連日の年初来安値更新となった。
個別では、ゴールドマン証が投資判断「買い」に引き上げたカワチ薬品、08年11月期連結最高純益見通しに加え、増配、自社株買いを発表した日毛、08年3月期の第3四半期連結決算(07年4月〜12月)で最終2倍増益となった新神戸電のほか、チタン工、コスモス薬、洋エンジなどが大幅高。
半面、古紙配合率偽装で揺れる日本紙や王子紙、北越紙などパルプ・紙株の一角が軟調。個別ではサイバネットが4日連続のストップ安でウリ気配。継続企業の前提に疑義が生じた田崎真珠もストップ安に上場来安値まで売り込まれ、08年3月期の第3四半期連結決算(07年4月〜12月)で赤字幅が拡大した小林洋行も連日の上場来安値更新。ほか、SKジャパン、日本トリム、リソー教育などが値下がり率上位に連なった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社